地元案内人が教える!グルメも歴史も欲張りコース

湯浅の観光=伝建地区(=伝統的建造物群保存地区)と連想される方も多いのではないでしょうか。ただ、地元民である私が伝建地区を訪れたお客様にお伝えしたいことは「伝建地区にはレトロな町並みだけじゃない、美味しい飲食店や面白いお土産屋さんもあるよ!おすすめの撮影スポットもあるし、周辺でランチするならおすすめのお店紹介するよ!」ということ。

町並みを歩いて終りじゃ勿体ない!本日は編集部のあいりが湯浅町の伝建地区ならココに立ち寄ってほしいと思うスポットをご紹介します。私の大事な友人が地元を訪れたら必ず連れて行きたくなる場所が沢山あるんですよね~。

ということでコース紹介

  1. 蔵野米穀店(おけき)
  2. 庵茶屋の和
  3. おみやげ ふみよ
  4. 太田久助吟製
  5. 甚風呂
  6. 角長と職人蔵
  7. 大仙堀
  8. 北町茶屋 いっぷく×楠山商店
  9. 湯浅美味いもん蔵

わが町湯浅町は醤油の発祥地として知られ、伝建地区は北町、中町、鍛冶町、浜町を中心とする醤油製造業が盛んだった一帯です。伝建地区のメインストリートと呼ぶべき北町通りでは、多くの民家の格子窓に昔の生活小物を入れたせいろが飾られています。

一日限定130個!地元民に愛される「おけきの焼きもち」

午前中に伝建地区を訪れる方には必ず立ち寄ってほしいスポットの一つ目は「蔵野米穀店(おけき)」ここの焼きもちが超絶に美味しいんですよ!一度食べたら忘れられない味とはこのこと。地元民からは「おけき」と呼ばれています。「おけき」という屋号は、その昔醤油醸造に使用する桶を製造していたことの名残だそうです。

お米屋さんがなぜ焼きもちを作り始めたんだろう?気になって奥さんに聞いてみると、「お父さん達がお米屋の仕事をする傍ら、女の手仕事として始まったんよ。ここに嫁いだ時に義母が一から作り方教えてくれてねぇ。まぁ教えてもらったというより、見よう見まねで作り始めたんやけどね。」と答えてくれました。代々受け継がれる製法は変わらず、味もそのままなんだそう。

全て手作りのため一日限定130個。お餅は柔らかくて、中の餡子は甘すぎないのがまた美味しいんです。午前中に完売することもあるので、「絶対食べたい!」って方は電話予約をおすすめします。

ここにしかないローカルなお土産が欲しいなら…

おけきの焼きもちを食べ歩きながら進んでいくと、次のおすすめスポット「庵茶屋の和(いおりちゃやのわ)」が見えてきました。こちらは手仕事のカトラリーとアクセサリー、焼き物や手芸品を販売するお店で、カフェも併設しています。

店内には店主自ら製作している木製のカトラリーやアクセサリー、地元の手芸作家さんが手掛けた作品が並びます。販売されている作品の数々はどれも個性豊かで自由な表現力が目を引きます。私もお気に入りのイヤリングを見つけたので一つ買っちゃいました♪か、かわいい…!奥に展示されている焼き物は各地の窯元を廻って集めた焼き物なんだそう。

店主に《このお店で大切にしていること》を尋ねてみると、「来てくれた人との一期一会を大事にすることかなぁ。」と一言。地元との繋がり、来てくれた人との繋がりを大事にしながら営まれているからこそ、販売されている作品にも温もりが感じられるんだよなぁ。この土地で想いを込めて作られた作品をお土産に持ち帰ってみるのも良いですよね。

心温まる行灯アートに癒されて一休み…

庵茶屋の和から徒歩1分の場所に位置するのは「おみやげ処 ふみよ」ここの麹アイスが美味しいんですよね~。店頭には季節の特産物が並びます!展示されている行灯は伝建地区で開催された“ゆあさ行灯アート展”に出展された作品なんですよ。

目の前には今では珍しい丸型赤ポストが!レトロ感満載で可愛いですね~。こんな感じで背比べショットはいかがでしょうか。

近頃話題の発酵食品「金山寺味噌」を買うならココ!

次に立ち寄りたいのは「太田久助吟製(おおたきゅうすけぎんせい)」こちらは湯浅の特産物である金山寺味噌を製造・販売しているお店です。余談ですが、金山寺味噌は調味料のお味噌ではなく《食べるおかず味噌》地元民の間ではご飯やおかいさん(茶粥)の上に乗せて食べるのが定番です。体に良い発酵食品なので、朝ごはんに食べると便通が良いんですよね~。

お味噌のサイズがバリエーション豊富だから、ちょっとした手土産や自宅用にも買えちゃいます。「あわてずゆっくり手間ひまかける製法」から出来上がる金山寺味噌は、湯浅の文化や土地柄を感じさせるお土産の一つですよね。食べたことがない人には是非ご賞味いただきたい逸品です。

フォトジェニックなお風呂資料館「甚風呂」

太田久助吟製から程なくすると、小さな看板を見つけます。この小さな路地を入ると銭湯跡を資料館にした「甚風呂(じんぶろ)」が出現。こちらは江戸時代末期から昭和の終わりまで4代にわたって営まれてきた公衆浴場で、経営者の名前から甚風呂と呼ばれ親しまれてきました。

建物のデザインも個性的。ひし形の開口部と塀の上にある「トンガリ(瓦飾り)」が特徴的です。足を踏み入れてみると、映画のセットのような番台にテンションが上がります!奥へ進むと実際に使われていた湯船がありました。立ったまま入る「立ち湯」構造の湯船が面白い。ちなみに隣のタイル貼りの浅い湯船は子ども用なんだそう。

甚風呂の北側はかつて経営者の住まいであった主屋へと続いています。こちらにはかつて湯浅の人々に使われていた生活用具が展示されているんですよ~。湯浅の人々の暮らしぶりがよく分かる貴重なものばかり。昔ながらの壁掛け電話機なんかもあって面白い…。

醤油醸造の老舗「角長」

さてさて、次は皆さんお待ちかねのお醤油屋さん「角長(かどちょう)」現在も醤油醸造が行われている角長の前を通りかかると、お醤油の良い香りがするんですよね~。子供の頃からこの道を通るのが好きだったなぁ。なんだか懐かしい気持ちになります。店内にはお醤油はもちろん、「SOY POWDER《粉末醤油》(980円)」をはじめとする話題の新商品も並びます。私もちゃっかり購入♪

角長の向かいにある建物は、醤油造りをジオラマやパネルで紹介する「醤油資料館」と醤油醸造に使用されていた器具を展示する「職人蔵」です。一声かければ見学することも出来るので、是非とも立ち寄って醤油の歴史に触れてみてください♪

角長から少し歩くと、裏手には「大仙堀」と呼ばれる湯浅湾の内港跡地があります。江戸時代にはこの港で醤油樽を舟積みし、海路出荷したそうです。大正時代には湯浅に有田鉄道が開通し、港湾の積荷を鉄道で運ぶための「海岸駅」が設けられました。現在は路線が撤去されて道路になり、海岸も埋め立てられましたが、今も石積みの護岸に醤油蔵が立ち並ぶ様子は港町に栄えた醤油醸造文化の歴史を今に伝えています。

築150年の古民家カフェでいただく地魚定食

さぁ、お腹の虫が鳴いてきた!待ちに待ったランチタイムです♪本日ご紹介するのは「北町茶屋 いっぷく」こちらは古民家を改装して作られたお店で、外観も内観も可愛らしいんです。湯浅に来たら魚を食べたい!という方も多いので、今日は湯浅の特産物を丸ごと味わえる一風変わった定食をご紹介します。

ただ、今日ご紹介するのは独特なスタイルでいただく地魚定食。まず訪れてほしいのは二軒隣の「楠山商店」です。風情ある店構えが昔懐かしいこちらの鮮魚店で買った新鮮な地魚を、いっぷくさんで定食にして食べられるそうなんですよ。こりゃあ贅沢。旅の疲れも癒されますねぇ。

ちなみにランチ処はここだけじゃないんです。おすすめしたいお店はこちらです。

絶品スイーツとお花が楽しめるフラワーカフェ「MOIDA(モイダ)
住所 湯浅町湯浅3007
営業時間 11:00~15:00
定休日 水・日
TEL 0737-63-6455
Instagram @moida0411 • Instagram写真と動画

湯浅の特産物が味わえるお食事処「湯浅美味いもん蔵

柔らかいハンバーグや懐かしいオムライスが食べられる喫茶店「シンフォニー

美味しい活魚と旬のお料理がいただける「松由(まつよし)

品揃え豊富なお土産屋さんで買い忘れ防止!

最後にご紹介するのは有田地域のお土産が揃う「湯浅美味いもん蔵」買って帰りたい土産物は大体こちらで揃います。二階は先ほどご紹介したように飲食スペースになっていて、お食事することも可能。団体様も入れる広いスペースが嬉しいですよね~。目の前には観光用駐車場があります。

まとめ

お楽しみいただけましたでしょうか?歴史的な町並みはもちろん、人やお店の魅力が沢山詰まった伝建地区。この記事をお読みいただいたことで伝建地区の新しい魅力を再発見していただけると嬉しいです!